新卒社員が、1ヶ月で既存社員3倍の成果を上げた理由その1(内定者編)

■新卒社員研修どうでしたか?

1ヶ月で既存社員の3倍の成果!

新卒社員研修、まだ続いているという会社も、もう終わって配属スタート!
という会社もそれぞれある時期ですね。

今回は、「入社1か月で既存社員の3倍の成果」を出した
とある新卒研修についてお伝えします。

今年の研修にまだ間に合うエッセンスも、来年の教育設計に活かそう!
というポイントも必ずあるはず。

■どんな成果が?

営業経験は、もちろん0

最初に「3倍の成果、ってなにしたの?」というその疑問に
おこたえします。
それは、既存社員が1か月で「15アポ」しか取れないであろう
営業研修での出来事でした。

同じ条件、同じ期間、しかも未経験(敬語だって、ままならないはず…)で
既存社員を同じ数字をやる、というだけものすごいプレッシャーの研修。

人事部としては「成果を追って、悩みながら思いっきり頑張ってくれればOK!」
という気持ちだったところを、
その新入社員(2名)はなんと、「47アポ」という成果を出したんです。

・営業経験なし
・もちろんビジネス経験0
・4月に入社し、実質3週間で

なぜこんな成果を出せたのか?その育成手法と仕組みとは?これらのすべてを

・内定者時代編
・入社当日編
・研修設計編
・研修実施編

の4つに分けてお伝えします。

■内定者時代編

「内定者時代」に欠かさなかった3つのポイント

内定者時代に研修参加や課題を出す企業は多いと思います。
その中でも重要なのは、この3つのポイントでした。

1)ビジネスコミュニケーションの基礎を知る
2)会社の歴史を知る
3)内定式で決意する

特にポイントは3)内定式。
では具体的にどんなことをやっていったのでしょうか?

1)ビジネスコミュニケーションの基礎を知る

入社後大事になるのは実は「コミュニケーション」。
「この人、仕事出来そうだな~」と思う時って実はその人の「話し方」で
判断したりしていませんか?

・キビキビと話している
・受け応えがスムーズ、分かり易い
・質問や応答が的確

そのようなビジネスにおいて重要な
「話し方」「プレゼンスキル」「コミュニケーションスキル」
があるだけで、実は周りの人も「いい新人はいってきたな!」と思われたりするのです。

そこで行ったのが「指示受け」「報告・相談」の
コミュニケーション方法と
「プレゼンスキル」のトレーニングでした。

>>Smart Boarding ではこちらのコースがおススメ
生産性を上げる仕事の進め方講座「指示受け・報告・相談のしかた」
https://www.smartboarding.jp/detail.php?course_id=1490&contents_id=3361&contents_type=1&upload_type=3

・動画でのインプット
・人事社員からのレクチャー

を通じて、まずはそれがどう重要なのかを理解してもらいました。

2)会社の歴史を知る

そして2つ目に大事なのが「会社の歴史」

多くの新卒社員が、当たり前ですが「今」の会社のことは理解しています。
(どんな事業をしているのか、規模はどのくらいか…)

でも入社後に大切なのは「自分もこの会社の一員だ」という自覚をもつこと。
そのためには会社のことをより深く知ってもらうこと。
そこで、

・会社の創業理由
・創業の経緯
・社長の思い

などを、役員から3時間みっちりと話をしてもらいました。

そして大事なのはその「理解度の確認」
みっちりと話をしてもらった後に、その歴史を「自分の言葉で話し、人に説明する」
という時間をとりました。

自分の言葉にすると、記憶にも定着しますよね。
新たな発見や、愛着が生まれ、会社の事を「自分事」としてとらえる機会になるんです。

3)内定式で決意する

そして重要なのが、内定式。
ここでは「決意表明」を役員陣の中でしてもらいました。

歴史を知ったうえで、
「自分はこの会社の中で、どんな自分に成長し貢献するのか」
を考え、表明してもらいます。

・NO1営業マンになる!
・誰にでも頼られ、信用される社員になる!
・最年少役員になる!

など、自分のなりたい姿を考え、人の前で「宣言」してもらうことで、
自分の成長に向けて、コミットしてもらうことが重要です。

■今からでもできること

いかがでしたか?
内定者時代のこととはいえ、まだまだできる事ばかり。

ぜひ皆さまの会社でもできることは取り入れてみてくださいね。